| どこ | ここで分かるもの | 費用 | 必要なもの |
|---|---|---|---|
| CIC | クレジットカードのキャッシング・リボ払い、携帯電話の分割 | 500円 その場で結果 |
クレジットカード等 |
| JICC | 消費者金融・カードローン | 700円 1〜3日 |
マイナンバーカード |
| KSC 全国銀行協会 |
銀行・銀行系カードローン | 800円 | マイナンバーカード |
やることは3つだけ
調べるのは当事者本人の借金なので、本人の同意が必要です。本人の知らないところで調べることはできません。本人と一緒なら、その日のうちに始められます。
本人に話す
調べるには本人の同意が要ります。本人がスマホで申し込みます。
3か所に申し込む
借入の記録は CIC・JICC・KSC の3つに分かれています。3つとも見ないと全体が分かりません。
結果を一緒に見る
何社から・合計いくら・滞納の記録があるか。この3つを確かめます。
調べ方
借入の記録は3か所に分かれていて、加盟している金融機関が違います。3つとも見ないと全体になりません。どれも本人がスマホやパソコンから申し込めます。
💡 マイナンバーカードが無い場合は、ネットで申し込めるのはCICだけです。JICCとKSCは郵送になり、1〜2週間かかります(費用も上がります)。まずCICだけでも確かめる、という進め方もできます。
結果は、この3つだけ見れば十分です
専門用語が並びますが、家族が最初に知りたいことは3つです。
- 何社から借りているか。社数が多いほど返済日が月内に散らばり、家計が回らなくなります。
- 残りの合計はいくらか。まずこれを1つの数字にします。
- 「異動」と書かれた記録があるか。長期の滞納や自己破産などがあると付きます。重い情報ですが、人格の評価ではありません。返せる状態かどうかを判断する材料です。
数字を見て責めたくなるのは自然なことです。ただ、責めても返済額は減りません。ここで見るべきは「誰が悪いか」ではなく、「返せる形か、返せない形か」です。
そのほかの借金も確認する
記録に残るのは、正規の金融機関からの借入だけです。出てきた金額は「最低でもこれだけある」という下限だとお考えください。ギャンブルの問題では、正規の借入を使い切ったあとに、記録に残らない借金へ進んでいることが少なくありません。
下のリストを本人と一緒にひとつずつ確かめてください。探すのではなく、聞くためのリストです。記録に出ない借金は、本人に聞く以外に確かめる方法がありません。
人から借りていないか
- 親・親族いちばん多い相手です。ご自身が知らないうちに、すでに何度も肩代わりしていることがあります
- 友人金額と相手、返す約束をしているかまで確認します
- 同僚・職場の人職場で借りていると、返せなくなったとき仕事も失いかねません
勤務先・保険から借りていないか
- 社内貸付・給料の前借り給与明細の控除欄に見慣れない項目がないか、一緒に見ます
- 保険の契約者貸付積み立てられたお金(解約返戻金)の範囲内で、保険会社から借りられる制度です。電話1本でできて通帳にも記録が残りにくいため、家族がいちばん気づきにくい借金です。保険証券や保険会社からの通知で確認できます
物を担保に借りていないか
- 質屋(質入れ)時計・指輪・ブランド品などを預けてお金を借りる仕組みです。期限までに返さないと品物は戻りません。質札が残っていないか確認します
⚠️ 違法・危険な借入をしていないか
- ヤミ金・無登録の業者正規の借入が限界になった後に手を出しやすい相手です。違法な高金利は、法律上そもそも返す義務がありません
- SNS・掲示板の「個人融資」個人を装ったヤミ金業者による違法な貸付です。金融庁が名指しで注意喚起しています。個人情報を悪用される被害も出ています
- 給与ファクタリング(給料の買取をうたうもの)「借金ではない」と説明されますが、金融庁は貸金業に当たる=違法なヤミ金融だと明示しています。年利換算で数百〜千数百%になる例があります
- クレジットカードの現金化カードで買った商品を売って現金にする方法です。買値より安くしか売れないため、実質は高い金利で借りているのと同じです。カード会社の規約違反で、発覚すれば一括請求・利用停止になります
⚠️ この4つに心当たりがあれば、返済より先に相談してください。 警察、または消費生活センター(188)へ。払い続けるほど状況が悪くなります。
聞いても全部は出てこないことがあります。それは珍しいことではなく、隠していること自体が病気の一部です。責めるより、「まだあっても、後から言えばいい」と伝えておくほうが、結果的に早く全体が見えます。
ご家族自身も確かめてください
本人の借金を調べるとき、あわせてご自身がどこまで巻き込まれているかも確認しておくことをおすすめします。
- 保証人・連帯保証人になっていないか。なっていれば、本人が返せなくなった時点でご家族に請求が来ます。
- 家族カードを渡していないか。使われた分の支払い義務は名義人(多くはご家族)にあります。
- 名義を貸していないか。ご家族名義の契約なら、それはご家族の借金です。
- ご自身の記録も取り寄せる。同じ3か所で、ご自身の分は当然に請求できます。
自分を守ることは、冷たいことではありません。共倒れを防ぐことが、結果として本人の回復を支えます。
金額が分かったあと
次は「返せるかどうか」の判断です。ここからは専門家の領域で、無料で相談できる窓口があります。
消費生活センター
全国共通の電話番号 188。どこに相談したらよいか分からないときの入口です。
※このページは一般的な情報をまとめたもので、法的な助言ではありません。費用と必要書類は、各機関の公式サイトで確認した2026年8月時点のものです。手続きや金額は変更されることがありますので、実際に申し込む前に各機関の公式サイトで最新の案内をご確認ください。具体的な債務の処理は、弁護士・司法書士などの専門家にご相談ください。